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年代判別の手引き

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 1800年代末から楽器の製作を始めたオーヴィル・ギブソン。彼のギター・ショップから生まれたマンドリン、アーチトップ・ギターはアメリカを代表する楽器として人々に愛されるまでになった。

 ここでは、多くの人が興味を抱くであろう1950年代以降のギブソン・エレクトリック・ギターの推移について簡単に説明しよう。多くの種類にまたがる楽器を作り出してきたギブソン社のシリアル・ナンバーは、フェンダー社よりも更に混沌としている。ギターにユニークなシリアル・ナンバーが振られるようになるのが1952年。それ以前のギターに見られるのは、“ファクトリー・オーダー・ナンバー”と呼ばれるものが多く、数十本ごとにロット・ナンバーが振り分けられている。また、高級モデルに関しては、別個に“A”から始まる“シリアル・ナンバー”というものが使われている。1950年代以降のモデルに関しては、フラットトップ・ギター、エレクトリック・ギターに共通したナンバリングが採用され、1957年に買収したエピフォン・ブランドのギターにも、ギブソンと共通したナンバリング・システムが1969年まで使用される。

 1950年代のギブソン・シリアル・ナンバーは、一番左の数字が製造年を表すという単純なルールが採用されているので、大まかな仕様と合わせて確認すれば、製造年を割り出すことが簡単にできる。しかしながら、1960年代のシリアル・ナンバーは、とても混沌として錯綜している。番号順に並んでいるとは言い難いばかりでなく、1966年と1969年には重複したナンバーが使用された可能性も否めない。従って、製造年を知るための手がかりとしては、まず仕様変遷を確認した上で、大まかなナンバリング・リストとも相反しないかを調べるといった手順を取る必要がある。

 製造機種が多いギブソン・ギターでは、そのモデルが何年に発売されたか、そして製造されていた期間をチェックすることから始めよう。特にレスポール・シリーズやファイアーバード、フライングVといったモデルに関しては、モデル名の変更をも踏まえた製造時期やモデルチェンジ、単発での再生産といったものが繰り返されてきたので、細かく照らし合わせる必要がある。

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